たとえば、
人生のなかでふと足をとめたくなるような、
名前のついていない、静かな交差点があったとして。

東西南北どこから来ても、
“今までのわたし”を連れて、
少しだけ立ち止まれる場所。

そんな場所が、この夜、ひらきます。

​

8月28日。
誰かにとってはただの一日かもしれないし、
誰かにとっては何かがほどける一日かもしれない。

生まれた日というよりも、
“ふたたび、はじまる日”として
この日をそっと灯したくなったのです。

語り場を通して出会ったたくさんの想いたち。
声にならなかった言葉も、涙になった感情も、
ぜんぶ、ここに連れてきてほしい。

この夜は、祝うだけの日ではなく、

“語りが芽吹く日”

​

語ることで、自分が輪郭を取り戻すような。
聞いてもらえることで、存在を受けとめられるような。
そんな、言葉と存在がゆっくり交差していく時間を
ともに過ごせたら嬉しいです。

名前がない場所だからこそ、
きっと、どんなあなたも、迎えられる。

どうか、あなたの“今”を、持ってきてください。