今まで「人の役に立ってお金をいただく」という経験をしてこなかった私にとってビジネスの世界は容易なものではなく、以前までの「安定」とは程遠い生活でした。独立してちょうど1年経つ頃には会社の資金が底を尽いてしまい、気持ちもどん底に落ちてしまっていた私は「本当にあの時の決断は正しかったのだろうか？」と疑心暗鬼になり、精神的にもすごく落ち込んでいる時期がありました。

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ある日、気持ちが上がらず暗い顔のまま仕事に向かう私に対して、笑顔で「いってらっしゃい」と手を振る妻と息子を見て、「自分にはまだ終われない理由がある」そう心から思えました。そして自分の「存在理由」と「未来ありたい姿」を何時間もかけて問い続け、向き合い続けた結果、私の存在理由が『家族にも友達にも話せない想いを安心して話せる”サードプレイス”』。そして未来ありたい姿『言葉で人の心を動かす、言葉のプロフェッショナルになる』というビジョンを言語化しました。

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このビジョンを言語化したことで、人生における「ブレない軸」を手に入れ、やりたいことと、やらなくていいことが明確になり、とても生きやすくなりました。そしてこの時から、人の想いをカタチある言葉に変え、人生をもっと豊かにしたいと思い今の活動を本格的に始めました。